インタビュー
「条件交渉しますので、ここに決めましょう!」と後押ししてくれたのが、この物件でした。
洋菓子店「GIV(ギブ)」
- テナント探しのきっかけを教えて下さい。
今まで営業していた店を立ち退かなくてはならないことになり、立ち退き予定日より約3ヵ月前に物件探しを始めました。物件の相場もなにもわからない状態でしたので、インターネットなどでなんとなく探しながら、日本エイジェントさんに希望条件を伝えて探してもらうことにしました。
- こちらの物件に決めた経緯について教えて下さい。
その後数回にわたり20物件ほどご紹介していただいたのですが、賃料的に希望条件あった物件がなかなか見つからないまま、立ち退きまで1ヶ月となりました。私自身、物件相場もわからないままの条件提示だったので、担当の西岡さんは物件探しに苦労したと思いますよ。提示していただいた物件についても、希望条件に合わないというよりは、今までの経験上この賃料ではやれないだろうという判断でした。
このままでは期限までに移転するのは難しいかなと思っていたところ、西岡さんが「条件交渉しますので、ここに決めましょう!」と後押ししてくれたのが、この物件でした。立ち退きの期限が迫っていたことと、長年松山で商売している私のカンとして「いける!」と思いましたので、ここに決めました。あとは、西岡さんの熱意でしょうか(笑)。西岡さんには、本当に感謝しています。- 店舗探しの際にこだわった点を教えて下さい。
希望賃料など、コストがまずは合うこと。あとは場所と広さですね。ケーキ工場の機能が必要なので、ある程度の坪数は欲しいと考えていました。ケーキ屋をするには10坪ほどあればできるものではあるのですが、私が今までわりと広いスペースでケーキ作りをしていたので、このくらいの広さ(25坪)は欲しかったんです。
- ここに移転されてからの周囲の反響などはいかがでしょうか?
やってみて、意外と良かったというのが本音ですね。以前、三番町にあった本店から、北藤原町に店を移転した時、移転通知などがうまくできていなかったこともあり、移転したことを知らない方から「潰れたんじゃないか?」と言われることもあったんですね。北藤原の店自体が、目立つ場所じゃなかったこともあったと思います。
この場所に移転してからは、店の前を車で前を通った方が、「看板を見たので」とまた来てくださるようになり、売上は前の店の2倍にもなりました。新規の方もいらっしゃいますが、昔利用してくれていたお客様がまた来てくださるようになったのが、本当に嬉しいですね。- 店舗デザインなどでこだわったところを教えて下さい。
オープン準備の頃は、消費税増税前の駆け込み需要で大工さんのスケジュールがいっぱいで、なかなか動けない時期だったんです。細かな装飾などまで手が回らないので、「予定日にオープンできるところまで、まず仕上げていきましょう。」ということでスタートしました。もともとの壁面に白のペンキを塗って、装飾については店舗の女の子が小物などを揃えたりと、いろいろ手作りで進めたのですが、わりといい感じに仕上がったと思います。
- お店の特徴と店舗名の由来を教えて下さい。
チョコレートケーキをメイン商品に、各種ケーキやタルト、焼き菓子やクレープ、夏場はカキ氷なども販売しています。かき氷はイチゴやレモンなどフレッシュな果物からシロップを作っているので特にオススメですね。店舗名は、昔東京にYesterday Givという名前のアンティークショップがあって、そこから「Giv」という名前をいただきました。元々はアンティークショップがしたくて、オープン当時はお店でもアンティーク商品を扱っていたんですよ。
- 今後の展開や、夢について教えて下さい。
店舗を増やすというよりは、今ある店舗で何ができるかを考え、挑戦していきたいと考えています。「Givのケーキが好きなんです」と言ってくれる方のために、これからもこの場所でたくさんの方に利用していただき、愛されるお店になるよう、頑張っていきたいですね。
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
- 洋菓子店「GIV(ギブ)」
愛媛県松山市竹原2-13-24 ハイシティ松山1階
TEL :089-947-9500
定休日 : 月曜